真言宗の教え

2019年3月17日

真言宗の教えは、弘法大師空海によって中国から伝えられ開かれました。
その教えは、自分自身が修行し大日如来と一つになり、この世におけるこの身このままで仏になること即身成仏に求められます。
真言行者は、自分自身を深くみつめ、身、口、意、の一致 身の使い方、言葉の使い方、心の使い方三密修行を実践し、仏と自分自身が一体となり生活できるよう日常は十善戒という正しい生活基本を実践することです。


十善戒は一面からみれば道徳的な教えですが、またそれが仏さまになるための最も基本的で実践的な教えです。

 弟子某甲 尽未来際   (仏の弟子である私は未来永劫に)
 不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、
 不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋恚、不邪見
(これをお守りします)

1
不殺生
ふせっしょう
命ある物をことさらに殺さない
2不偸盗
ふちゅうとう
与えられざる物を手にすることをしない
3不邪淫
ふじゃいん
道ならざるふしだらな欲をおかすことをしない
4不妄語
ふもうご
偽りの言葉を口にしない
5不綺語
ふきご
不真実なことを口にしない
6不悪口
ふあっく
人を悪く言わない
7不両舌
ふりょうぜつ
人の仲を裂く言葉を口にしない
8不慳貪
ふけんどん
物惜しみをせず布施行をする
9不瞋恚
ふしんに
怒りや憤りの心を持たない
10不邪見
ふじゃけん
道理を無視した誤った見解を持たない

Posted by 岩屋寺